教えて!プリント基板の基礎知識

リジット基板の特徴は?

リジット基板の特徴について考える女性プリント基板には様々な種類がありますが、使用する素材によって、大きくリジット基板とフレキシブル基板に分類可能です。一般的にプリント基板と呼ばれる場合、リジット基板のことを指しますが、これは絶縁体となる基材に硬い素材を使用して製造されたもので、硬質基板と呼ばれることもあります。

リジット基板は硬い素材が使用されていることに加えて、ある程度の厚みがあるため、強度が強いことが特徴です。また、柔軟性のあるフレキシブル基板に比べて、電子部品の実装が容易であることに加えて、低コストであることがメリットです。なお、リジット基板にも様々な種類が存在しており、使用する素材によって特徴が異なります。現在、使用頻度が高いリジット基板としては、ガラスエポキシ基板や紙フェノール基板、ガラスコンポジット基板などが挙げられます。

ガラスエポキシ基板は、ガラス繊維を編んだガラス布にエポキシ樹脂を含浸させた材料で製造したものです。FR-4やガラエポと呼ばれることもあり、幅広い用途に利用されています。その特徴としては、寸法変化が小さいことに加え、高周波特性や絶縁抵抗が高いことが挙げられます。ただし、非常に硬いため耐久性には優れるものの、加工性が悪く、専用の工具や機械での加工が必要です。また、リジット基板の中では、コストが高いこともデメリットとして挙げられます。

紙フェノール基板は、紙基材にフェノール樹脂を含浸させた材料を使用したものです。ベークやベークライトと呼ばれることもあり、加工性が高く、低コストであるというメリットがあります。しかし、吸湿性や耐久性に乏しいため、パターン割れや反り返りが起こりやすいことがデメリットです。紙フェノール基板は、主に片面基板に利用されており、民生用の電子機器などに広く使われています。また、低コストであることに加えて、加工も容易であることから、個人ユーザーが電子工作などを行う場合に頻繁に利用されています。

ガラスコンポジット基板は、ガラス布とガラス不織布を混ぜ合わせた基材にエポキシ樹脂を含浸させた材料で製造されたものです。電気的特性はガラスエポキシ基板と同等ですが、寸法安定性や耐久性は劣るため、多層版に使用されることはありません。ただし、低コストというメリットがあるため、両面基板を使用する場合はガラスエポキシ基板の代用品として使用されることが多いです。

これら以外にも、金属ベース基板やテフロン基板などの種類が存在しており、それぞれ特徴が異なります。そのため、プリント基板を使用する際は、使用用途や環境、コストなどを考慮して最適な種類の基板を選択することが重要です。

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