教えて!プリント基板の基礎知識

プリント基板は自作可能?

回路図面基本的に電子工作を行う際は、ユニバーサル基板を使用して電子回路を作成するのが定番ですが、ユニバーサル基板は自身の手で配線を行わなければならず、同じ基板を複数個作る場合は非常に手間がかかります。
近年は、個人ユーザーであっても安価に購入できるプリント基板メーカーも数多く存在しており、基板メーカーにプリント基板の設計を依頼する人も少なくありません。
しかし、電子工作を趣味とする人の中にはプリント基板を自作している人も存在しており、配線が複雑すぎなければ、一般的に入手できる材料で自作プリント基板を製作可能です。

プリント基板を自作する方法には様々なものがありますが、大まかな流れとしては、まず回路設計をした後に、設計した回路の印刷データを作成します。
そして、印刷した回路パターンを生基板(銅張積層板)に転写した後にエッチングを行い、最後に部品をハンダ付けして完成という流れです。

回路設計から印刷データの作成までは、プリント基板用のCADツールによって行います。
現在は、さまざまなフリーソフトが存在するため、自身にあったものを選択すると良いでしょう。
また、作成した回路パターンのデータは、光沢紙にレーザープリンターで印刷します。
なお、この後の工程で生基板に対してトナーを転写するため、インクジェットプリンターは使用できません。
レーザープリンターが無い場合は、インクジェットプリンターで印刷してからコンビニなどでコピーすることで対応可能です。

また、生基板に配線パターンを転写する方法としては、主にアイロンやアセトン、転写シートなどを使ったものが存在します。
アイロンを使用する場合は、光沢紙を濡らして基板に貼り付けてから、アイロンで3~5分程度押さえるという方法が一般的です。
その後、水に浸して光沢紙を剥がすと、基板にトナーが転写されているはずです。
転写の工程の後は、エッチング液を使用して配線パターンに不要な銅箔を溶かし、転写したトナーをアセトンを使用して落とします。
最後に、テスターを使用して導通を確認して、ドリルで穴を空けた後に電子部品をハンダ付けして完成です。

ちなみに、生基板に関しては、一般的なネット通販でも取り扱っているサイトもあり、ガラスエポキシ基板や紙フェノール基板を購入可能です。
また、エッチング液に関しても通販サイトなどで購入可能ですが、費用を抑えたい場合は塩とオキシドール、クエン酸を混ぜ合わせることで自作のエッチング液を作ることができます。
これらを混ぜ合わせる際の比率はアバウトでも問題ないとされていますが、目安としては基板が浸る程度のオキシドールに対して、塩とクエン酸を1:4の割合で加えると良いとされています。

おすすめ記事